タケチweb

pixivでアップしている漫画の備忘録です。

泣く ということ

わんわん泣く、ということが

大人になるとめっきり減りました。

 

全く泣かないわけではなく

どっちかというと

涙もろいほうなので

映画でもドラマでも小説でも

ここだよ!というシーンでは

けっこう泣いています。

 

それでも子供が身体中の力を

出し切って泣くような

そんな泣き方はもうできないような気がします。

 

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それは年を取ったのか

それに伴って体力やら感受性やらが

磨耗してるからなのかよくわかりませんが

スーパーで大泣きしている幼子を見るたび

『よく泣いとけよ』

と心の中で思ったりします。

 

 

自分は泣ける小説とか読むと

上記のとおりクライマックスでは泣いてる、

書き手からしたらとても素直な読者なのですが

でもその小説を二回読むことは

ほとんどありません。

 

漫画の場合泣ける系(?)のお話は

あんまり読まないのでわかりませんが

そもそも小説や漫画はするめみたいに何回も読んで

味わうのが好きなので

泣けるシリアスな話があまり好みじゃない

のかもしれません。

 

自分の漫画で時々『泣いた』という

感想をいただくのですが

ひょっとしてもうこの方は

二度とこの漫画読み返してくれないのかしら・・・と

ちょっと不安になったりします。

 

泣いた という感想をいただいた漫画は

家族の別離やペットの死を扱っていました。

 

泣く ということは

大人になるほどに

フィクションに感動して泣くのではなく

過去の自分の体験が揺り動かされて、

あるいは近い未来起こりうる出来事が想起されて、

泣いてしまうのかもしれません。

 

そう考えると

もしその一度だけの閲覧だったとしても

 

泣いたことで幾分かでも

心がすっきりしたのなら

それでもう十分だよなあと思ったりもします。

 

いずれにしろ

そんなふうに感想をわざわざ書き込んでくださる

皆様に感謝です。

ありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

【オリジナル】「あの子の名前 」漫画/タケチ [pixiv]