タケチweb

pixivでアップしている漫画の備忘録です。

青梅のなる頃5  父親と父性

www.pixiv.net

今更ですが自分の漫画について

本来漫画で表現したことが全てであって

あとからこんなふうに

つらつら説明すんのはどうなんでしょうね・・・

蛇足もいいとこですかね(すんません)

 

でもまあ書くことで整理整頓して

今後の製作に役立てようということで

そういうブログになっちゃったので

懲りずに書きます(テへ)

 

私が家庭を描くとたいてい父の影が薄いです。

あんまりインパクトのある父ちゃんが描けていない。

あ、中二病の父ちゃんがいましたね!

でも中二の息子に扶養されている(笑

 

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さてキリシマ父はどうなんでしょう。

 

次回のおまけ漫画では

モロボシが結婚の挨拶にキリシマ家に行く

というお話にする予定です。

 

青梅を描く時、

『いろいろあったけど根底には愛情があった』

的なまとめにすることに

本当は少し抵抗がありました。

 

ちょっと安易かもしれん

家庭がすべからく愛に包まれているというのは幻想だよな

 

とかいろいろ悩みました。

 

でもネームでモロボシのプロポーズを描いたあたりで

自然とラストが決まってました。

 

私は最近漫画を作る過程でほとんどプロットを立てておらず

ネームを殴り描きして話を作っています。

 

プロットというのはエピソードやセリフなど書き出して

話の展開の骨格を作っていくこと(だと思っていますがどうなんやろ)

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プロットって立ててる方は上記の雑いのよりもっと

丁寧に作り込んでるんだと思うのですが

(ちなみにこれは今例として書きました。)

 

こういう作業を昔はノート数ページに落書きしながら

作ってました。

でも最近は書いたプロットどおりに着地しないことが

多い気がして結局頭んなかでふわ〜っと浮かんだことを

直接ネーム(コマ割り)に起こしています。

 

なので一通りネームを書いて

『これでいっか〜』と下書きを始めてから

『なんか盛り上がらん』と推敲したりしてます・・

でもその非効率な感じが自分には性にあっているのか

今のところその形に落ち着いています。

たぶん論理的に物を作れてないんでしょうね・・

 

いいかげん、ここに極めりです。

 

たぶん自分の漫画はキャラ優先でストーリーができるので

そのキャラクター達がうまく動いてくれると

自然とラストも決まってきます。

 

なのでキリシマ父は回想でしか登場しませんでしたが

モロボシというキャラクターが

最後『お義父さん不器用なんだよ』と

自然と言ってくれて

この物語が成立したのかなと思います。

 

つまりキリシマ父のキャラが立ったというよりは

嫁が欲しいモロボシとネタが欲しいキリシマが

シリーズを通して動いてくれて

ようやっとキリシマ父の輪郭ができた感じでしょうか。

 

発表後、キリシマ父にも温かなコメントをいただき

ものすごくありがたかったです。

 

さてキリシマ家訪問編どうしよう・・・

(また頭でふわ〜っと考えてます)